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書評  歌麿 壱

[カテゴリー] コミック [著者] 六田登 [発行日] 2013.08.19 [評価] ★★★☆☆

歌麿 壱
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■□喜多川歌麿をモチーフにした大人の漫画

あまりのおもしろさに最近はまっているのが、『歌麿 壱』。

テレビアニメにもなった『F』や、『ダッシュ勝平』などの作品で有名な、六田登の漫画だ。

第1巻の本書では、主人公のウタ(のちに「歌」となる)が、タカと一緒に忍びの里から逃げるところから始まる。
腹痛で苦しんでいる男を殺してしまったり、女郎屋から逃げてきた美しい女性に出会ったりしながら、江戸に入る。江戸では、長屋の女親方に出会い、ウタは絵の才能があるとほめられ……。それで、ウタは絵で成功しようと決める。一方、タカは極悪人として生きる決意をする、といった内容。

ウタは、かの有名な喜多川歌麿をモデルにしている。つまり、江戸時代の絵師を中心にした人情物語だ。
主人公の歌たちが 懸命に生きていく様は、時におどろおどろしいとも言えるが、切なさも感じられる。

現代の感覚からすると考えられないというか、驚くような内容も多いのだが、次が気になってしかたないくらいにおもしろい。

正直、結構グロテスクな場面も続出するので、その手の漫画が苦手な人にはつらいかもしれない。
でも、その手が大丈夫で、未読の人にぜひおすすめする。
「壱」から「六」まで売られているので、一気に読むつもりだ。

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